- ビクトリーホースランチ
バトンタッチのその先
最終更新: 2019年4月25日
みなさまおはこんばんにちは。
北海道は浦河より、 関西拠点の休養牧場も備えてます。ビクトリーホースランチです。
さっそく4日も日が開いてしまいました。。。
先が思いやられますね。
気合で今モニターと向き合っています。
さて、前回は当牧場「ビクトリーホースランチ」には「生産部門」と「育成部門」、この2つの部門があり、生産部門では繁殖牝馬を繋養し、仔馬を産み育てる”繁殖サイクル”の他に、離乳をした仔馬を、人に馴らす、乗れるように育てる、という”初期育成のサイクル”も担っている。
というお話をしました。
今回は、育成部門で初期育成を終えた馬が、
騎乗馴致を経て”競走馬”になるまでと、それからのお話です。
1歳の秋ごろ、初期育成を終えた馬たちは、大きな放牧地で自由に駆け回っていた”初期育成牧場”から、調教施設を備えた”育成牧場”へ移動します。
初期育成では、人が触ることや、手入れすることに馴れさせ、丈夫な体づくりを行ってきました。「育成部門」では、端的に言えば”馬から競走馬になる”ための訓練を行います。
大局はこのような感じです。
曳き馬の練習→ウォーキングマシーンに入る練習→ロンジングによるハミによる指示を覚える練習→鞍など馬装に馴れる練習→人が乗る練習→脚や声などによる人間の指示を理解する練習→馬場デビュー!→キャンター調教で身体能力の強化→馬運車に乗る練習→ゲート練習→入厩
めちゃくちゃざっくり書いたので、実際に現場で仕事をしている人が読まれると
怒られてしまうかもしれません。。。
例えばゲート練習なんかでは、まず何頭かは、初見ではゲートに近づくことすらできません。物見をして吹っ飛んでいきます。
ゲートの周りをぐるぐる回って、馴れてきたら匂いを嗅がせて、
ようやく安全なものだと認識してくれます。
それが1日目。
翌日は、すんなり近づいて、扉のない練習ゲートをくぐれました!
さぁ、もう馴れてるから、次はゲート内で駐立だなー、なんて思ってると
昨日は閉まっていた扉が開いているだけで、物見してぶっ飛んでいきます。
こんな感じで、どの段階においても、3歩進んでは2歩下がるような
地道な馴致を経て”人を乗せて走る”という競走馬の基礎が出来上がっていくのです。
そんな”騎乗馴致・調教のサイクル”を経て、晴れてトレセンや各競馬場へ入厩した”競走馬”は、調教師の下で、レースへ向けた仕上げを受けて、待望のデビューを迎えます。
結果は悲喜こもごも(この場合、誤用らしいですが、気にせず)でも、
無事に競走馬デビューができただけで、万々歳。
「今日はデビューを祝って君の誕生年のワインを開けよう。
ボジョレー・ヌーボーの2年物だよ(笑)」
なんて茶番はさておき、無事競走馬としての一歩を踏み出した馬たちも、常にトレセンや競馬場にいるわけにはいきません。
調子を崩してしまったり、番組の都合上、次走までの間隔が空いてしまう時は、休養牧場に放牧に出て、そこで出番まで英気を養います。
そんなこんなで、レース ⇆ トレセン・競馬場 ⇆ 休養牧場 という”競馬のサイクル”を繰り返して、現役生活を過ごしていくのです。
そして運よく、競走馬として結果を残した、極々一部の馬たちは、次代へその血を繋ぐため、種牡馬・繁殖牝馬となって、各牧場へ帰っていきます。
こうして、また新たな繁殖サイクルが生まれ、競走馬事業としての大きなサイクルが閉じるのでした。
ここまで書いて、何が伝えたかったか。
聡明な皆さまならお分かりですね。
そう、なんと!
当牧場「ビクトリーホースランチ」には、”生産・初期育成・騎乗馴致/調教・競馬”
そのすべてのサイクルに拠点があるのです!\ジャジャーン‼/
競走馬事業の大きなサイクルの各ポイントに携わっているのです。
”競走馬事業の大きなサイクルの各ポイントに携わっているのです。”
大事なことなので2回言いました。
ノウハウたくさん持ってますよ。(馬主様、ご愛馬の預託いかがでしょうか?)
各部門で経験値積みまくれちゃいますよ。(求職者の方、一緒に働いてみませんか?)
気になったらレッツお問い合わせ!(0146-28-1436/victory1@juno.ocn.ne.jp)
さて、次回は。。。
何か考えておきます!
ではまた、次の更新まで!